ローヤルゼリーの特有成分 ビオプテリンとは?

ローヤルゼリーに含まれるビオプテリンとは

多くの栄養素を含むローヤルゼリーには、自然界からはローヤルゼリー以外からは発見されていない特有成分もいくつか含まれています。今回ご紹介するビオプテリンもその中の一つなのですが、ビタミン類などと違い名前も聞いたことがない方は多いでしょう。あまり馴染みのないビオプテリンですが、実は私たちの美容や健康維持のために、見逃せない効果を発揮してくれる成分なのです。一体どんな働きがあるのか、みていきましょう。

ビオプテリンはローヤルゼリー特有の成分

ビオプテリンとは、他の食品には含まれていないローヤルゼリーの特有成分です。実は体内にも存在していて、テトラヒドロビオプテリンと呼ばれる成分が活性酸素を分解したときに生成されます。

脳や肝臓に多く存在し、それぞれ違う働きをしています。肝臓では補酵素として働き、タンパク質・脂質・糖質が代謝されるとき必要な酵素の働きをサポートする役割を担います。脳ではドーパミンやノルアドレナリンの合成に必要な成分として存在し、生理機能を司る重要な成分です。

ビオプテリンを含むローヤルゼリーの効果とは

ビオプテリンは主に脳や肝臓に多く存在して、場所によって違う働きをしています。その作用は、ローヤルゼリーに含まれているからこそ生まれるメリットもあるのですが、どんなものなのか、みていきましょう。

アンチエイジング効果

ビオプテリンが持つ働きの一つに、身体の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。酸化とは細胞が錆びついてしまうことをいい、鉄が錆びたり切ったリンゴが変色したりするのと同じように、細胞が劣化してしまう現象です。肌の細胞が酸化するとシワやシミ、ニキビなど肌トラブルの原因になり、内臓の細胞が酸化すると、疲労や体調不良、さらには生活習慣病から重篤な病に進行してしまいます。ビオプテリンは酸化の原因となる活性酸素を抗酸化作用で除去し、細胞の酸化を食い止めてくれます。

ビオプテリンは全身の細胞の酸化を防いでくれますが、特に肝臓に多く含まれることから、肝臓に発生した活性酸素の除去に優れた効果を発揮します。私たちが口にした食べ物は、分解、吸収され、肝臓で栄養素に作り替えられたあと、全身へと送る重要な器官です。そのため、肝臓に発生した活性酸素が除去され細胞が活性化されると、全身への栄養供給がスムーズに行われるようになります。

免疫細胞の活性化

肝臓は全ての栄養素を集め、異物や害になるものがないかを最終的にチェックする役割を持っています。細菌やウイルスが肝臓で除去できなければ、体内に悪影響を及ぼす異物を送り込んでしまいます。そのため、事前に取り除くことが必要です。

肝臓にはこれらの細菌やウイルスへ対抗する免疫細胞がいくつも存在していて、リンパ球の4分の1は肝臓にあるといわれています。ビオプテリンの抗酸化作用によって肝臓の細胞が活性化されると、免疫細胞を増殖、活発にして、風邪やインフルエンザなどにかかりにくくなるのです。

うつ症状の改善

ビオプテリンは脳内にも多く含まれ、脳の神経伝達物質の合成に関わっています。この働きによって、うつ症状の改善や予防効果を促します。

うつ症状のような気分の落ち込みは心の問題だけで引き起こされるのではなく、脳によってコントロールされていることがわかっています。脳には情報伝達を行う神経伝達物質が100種類以上あるとされ、それぞれが均衡を保つことで精神を安定させています。この中で、うつの改善には興奮系のドーパミン・ノルアドレナリン、抑制系のセロトニンのバランスが重要です。

ところが、これらの物質は疲労やストレスなどの影響で減少し、バランスが崩れる場合があります。このバランスを整えるのが、ビオプテリンの役割の一つです。ただ、ビオプテリンはドーパミン・ノルアドレナリンを合成する材料になるのですが、ともに合成に働く材料が不足していると、うまく神経伝達物質を作ることができません。

そこで、合成を助けるアミノ酸、フェニルアラニンとチロシンが必要になります。どちらもローヤルゼリーに含まれ、タンパク質を合成する成分です。ローヤルゼリーはアミノ酸が豊富で、うつの改善に必要なもう一つの神経伝達物質、セロトニンの原料となるトリプトファンも含んでいます。これらの成分がビオプテリンの働きを助け、スムーズな神経伝達を可能にしてくれます。

ローヤルゼリーはビオプテリンのほか、神経伝達物質を作り出すアミノ酸が豊富に含まれています。いくつものアミノ酸がバランスよく含まれていることで、様々な要因で引き起こされるうつ症状の改善に期待ができるのです。

ビオプテリンはまだまだ未知な成分

今回紹介した以外にも、ビオプテリンには細胞を増殖させ成長を促す効果や、血管を拡張して血流を改善する効果などがあり、私たちの健康や美容を支えています。ビオプテリンは体内でも作られてはいますが、食品ではローヤルゼリー以外からはみつかっていません。実はその歴史は浅く、1957年に発見されたばかりの成分なのです。

そのため、詳しい効能が全て解明されてはいませんが、ローヤルゼリーの健康や美容効果を作り出しているのに間違いありません。ローヤルゼリーにはタンパク質・糖質・脂質の3大栄養素に加え、ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。ビオプテリンはこれらの栄養素の働きを補い、またサポートを受けながら、身体の様々な不調に働きかけてくれるのです。

ローヤルゼリーには解明されていない効果がいくつもあり、症状の改善はみられるのですが、具体的にどの成分が働いているのかわからない症状もあります。この改善効果に、ビオプテリンが無関係とはいいきれません。今後ビオプテリンの効果が解明されていけば、ローヤルゼリーの秘められた効果も解明されていくでしょう。

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